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糖尿病の治療薬であるインスリン。このインスリン製剤開封後の
期限と保存についてお話します。


まず保存方法についてです。インスリンはアミノ酸が数多くつながった
タンパク質で出来ているので極端な温度変化に弱く、
37度辺りから急激に変性が起こります。


また、光にも弱いため直射日光に長時間当たった場合も変性します。
変性とは性質が変わってしまうことで、薬として使用できなくなって
しまいます。このため直射日光に注意することも大切です。


未開封のインスリンは冷蔵保存が最適な方法ですが、開封後は
冷蔵庫に入れてはいけません。


なぜなら冷蔵庫から出し入れをすると注射器の内部が結露によって
濡れた状態になり、故障や不具合を引き起こす恐れがあるからです。
一度開封したインスリンは常温のまま保存しましょう。


次に開封後の期限についてです。製剤の外箱に使用期限が表示されて
いますので、必ず使用期限を守り、期限が過ぎたものは使用しないようにしましょう。


詳しく説明して行くと、ノボ社「ノボラピッド」30℃以下で4週間、
それ以外は30℃以下で6週間。


リリー社「ヒューマログN注」30℃以下で18日間安定、それ以外は30℃以下
で4週間。サノフィ社「ランタス注」「アピドラ注」25℃±2℃で4週間、
が使用期限の目安となっています。


ただし、バイアル製剤は開封後も冷蔵庫などで凍結を避けて遮光して
保存してください。インスリン製剤の保存・使用法を守り、
医師の指示に従って正しく使用しましょう。


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